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皮脂は若ハゲの原因?
【知らなきゃヤバイかも!皮脂の過剰分泌を招く思わぬ習慣】

皮脂

皮脂とは、体に複数ある皮脂腺から分泌される液体のことで、頭皮にも皮脂腺はたくさんあります。

脂肪酸やコレステロールで構成されているため、ややベタつきが強く、人によっては不快なものと思われがちですが、皮脂には肌の水分をキープし、異物の侵入を防ぐはたらきがあるため、人間の肌になくてはならない存在となっています。

しかし、必要以上に分泌された皮脂は脂汚れとなり、頭皮環境を悪化させる要因となります。

実際、頭皮が皮脂でベタついている人は抜け毛や薄毛に悩まされていることが多く、若はげと深く関係していることがわかります。

若はげと皮脂の関係

では、なぜ皮脂が過剰になると、若はげの症状が進行してしまうのでしょうか?

以下では、若はげと皮脂の関係性を順番にまとめてみました。

1.皮脂が毛穴にたまる

何らかの原因で皮脂の分泌が過剰になると、余った皮脂が毛穴にたまり始めます。

この時点ではまだ頭皮に影響はありませんが、さわるとベタついたり、脂のにおいがするなど、さまざまな自覚症状が現れ始めます。

2.過酸化脂質になる

紫外線などによって活性酸素が発生すると、毛穴にたまった皮脂が酸化し、過酸化脂質に変化します。

過酸化脂質は粘り気が強いため、毛穴のすみずみにまでこびりついてしまい、シャンプーだけでは汚れを落としきれなくなります。

この段階になると、ベタつきやにおいの他にかゆみや赤みが見られるようになり、見た目でも頭皮環境が悪化しているのがわかります。

3.炎症が起こる

過酸化脂質をそのまま放置すると、雑菌が繁殖しやすくなり、頭皮や毛穴まわりに炎症が発生することもあります。

土台となる頭皮が荒れると、毛根のはたらきも弱くなり、髪の毛を作る力やスピードも大幅に低下します。

人によってはシャンプーをするとヒリヒリとした痛みを感じるようになるほか、頭皮をかくと血がにじむようになります。

4.抜け毛が増える

頭皮の炎症が悪化したり、毛根の働きがよわくなると髪が抜け始め、若はげの症状が進行します。

シャンプーの時に排水溝に大量の髪がたまっていたり、ブラシにたくさんの毛が絡むようになったら要注意。適切なケアを行わないとハゲの面積が広がり、頭部全体が薄くなってしまいます。

皮脂が増える原因

もともと皮脂は必要なぶんだけ適量に分泌されるしくみになっていますが、以下のような要因が重なると皮脂の分泌が過剰になり、若はげの原因となります。

ストレスの蓄積

日常的にイライラや不安を感じていると、ストレスがどんどん蓄積され、自律神経のバランスが乱れてしまいます。

自律神経には皮脂の分泌をコントロールする作用があるため、バランスが崩れたままだと皮脂が過剰に分泌され、ベタつきや抜け毛を引き起こすようになります。

ホルモンバランスの悪化

人間の体内には男性ホルモンと女性ホルモンが存在しており、互いにバランスを取り合っています。

しかし、食生活が偏っていたり、睡眠不足が続いたりすると、ホルモンのバランスが悪くなり、男性ホルモンが過剰分泌されるようになります。

男性ホルモンには脂腺を刺激するはたらきがあるため、皮脂の分泌量が多くなり、余分な皮脂によるトラブルが起こりやすくなります。

洗髪のしすぎ

髪を洗いすぎると、分泌された皮脂を必要以上に取り除いてしまいます。皮脂はバリアの働きをしますので、頭皮の皮脂がなくなると私たちの身体はバリアを補充するために皮脂をどんどん分泌します。これを何度も繰り返すと、皮脂の過剰分泌が起こり、必要以上の皮脂を分泌するようになってしまいます。