若はげ対策の中で、最もコストがかからない方法が生活習慣の改善です。
特別な道具を使ったりする必要はなく、ただ毎日の生活習慣を見直すことで、抜け毛や薄毛のリスクを減少させることができます。
もちろん、病院での治療や専門的なケアに比べると即効性には欠けますが、思い立った時にすぐ始められる方法なので、予算や時間の関係で他の対策がとれない場合は、生活習慣を改善するだけでも若はげ予防につながります。
逆に、いくら適切な対策を行っても、生活習慣が悪いままでは若はげ症状が進行する可能性もありますので、育毛・発毛の土台作りにライフスタイルの見直しは必須と言えるでしょう。
生活習慣の見直しポイントは、大きく分けて4つあります。
しっかり睡眠をとる
仕事で深夜に帰宅したり、夜遅くまでテレビを見る習慣があると、慢性的に寝不足の状態になってしまいます。
睡眠不足が続くと体の疲労が抜けず、血行不良や代謝機能の低下を招き、毛根のはたらきが弱くなってしまいます。
また、睡眠中には髪の健康に欠かせない成長ホルモンが分泌されているため、毎日良質な睡眠をとることが若はげ予防につながります。
毎日有酸素運動
現代人は体を動かす機会が少なく、日頃から運動不足の傾向にあります。
人間の体は動かさないでいると筋肉がどんどん衰え、血液のめぐりが悪くなったり、基礎代謝が低下したりして、やがて頭皮環境を悪化させる原因になります。
運動不足を解消するには定期的に体を動かすのが一番ですが、急に激しい運動をすると体を壊してしまう可能性があります。
そのため、運動の習慣がない方は、まずウォーキングやストレッチなど軽い有酸素運動から開始し、徐々に体をならしていくことが大切です。
頭皮マッサージ
健康な頭皮はしなやかな弾力があるため、血液がスムーズに流れており、毛根にも十分な栄養が供給されています。
しかし、頭皮環境がわるいと血液のめぐりが悪くなり、だんだん硬くなってしまいます。
頭皮が硬いままだと毛根が弱ってしまうのはもちろん、育毛剤などの浸透率も悪くなるので、定期的に頭皮マッサージで柔らかくほぐしてあげましょう。
バランスの良い食事
毎日の食生活が乱れていると、髪の成長に必要な栄養素が十分に補えず、丈夫な髪が作られなくなってしまいます。
栄養不足のまま生えた髪は抜けやすい上、髪質も細くなってしまうので、放っておくと若ハゲの症状が進行してしまいます。
そのため、1日3食バランスのよい食事を心がけるのはもちろん、髪の健康に良いとされる亜鉛やアミノ酸やビタミン、ミネラルなどの栄養素を積極的に補うよう意識するのがポイントです。